人生こればっか

2003年10月20日 [日記ではない]

10/20/2003 12:00:00 PM

 遅くなりましたが、アニメ話の続き。既に他のサイトでもさんざん語られている内容ですが、まあ。

 秋から見始めた作品では『R.O.D -THE TV-』がダントツで良かったです。このレベルの作品に出会えたのはいったい何年ぶりでしょうか。いや、そんなことを胸を張って言えるほどたくさんアニメ見ている訳じゃないんだけど。ともあれ私のアニメへの造詣の浅さを考慮したとしても、本当に素晴らしいです。キャラも話もなかなかですが、何と言っても絵の動きがすごく楽しい。3Dデータが動いているのではなくて、人が描いた絵が動いているという感じが気持ちいいです。『R.O.D』は小説や漫画やオリジナルビデオ版があるのですが(今回のテレビ版はビデオ版の5年後の話らしい)、予備知識無くてもまったく問題なく楽しめました。絶対オススメ。もっとも、アクションシーンが肝だった第一話から一転して、第二話は日常生活の描写が肝らしいのですが。

 一方、各方面で好評な『プラネテス』、これも極めて高いレベルで堅実に作られていて素晴らしい作品だとは思うのですが…なんつーか、ワクワク感がないのでちょっと寂しいです。いや、好きなんですよ、これも。リアルな宇宙開発ものだし、話も好みだし、絵も良い。でも、現実的すぎるのです。宇宙ってのは最後のフロンティアで未来への夢がいっぱい詰まっていて欲しいのですが、この作品の中には郷愁が多く含まれてしまっています。宇宙空間に漂うゴミ(スペースデブリ)がテーマなのですから宇宙開発の過去に関する話が多くなるのは当然なのですが、宇宙開発が過去のものに感じてしまうのはやはり寂しいのです。宇宙開発の軌跡を描いたオープニングも素晴らしいけど、卒業アルバムを眺めているような気分でもあります。お話はまだ始まったばかりですので、個人的には希望ある未来へ人類が進んでいることを感じさせてくれる展開になってくれることを期待。このままの路線も悪くはありませんが。

 あと、毎週楽しみに見ているのは『瓶詰妖精』篤見唯子さんの作品ということで見ているので、脚本にどれだけ篤見さん味が出ているかが私の各話への評価につながります。第三話まででは第二話が一番良かったかなぁ。ごーるどふぃんがー。今後も期待。

 『魁!!クロマティ高校』は、まあ、若本規夫メカ沢の声を演るのはヒキョーだと思ったけど、その前にメカ沢の存在自体がヒキョーなんだし、つーか『クロ高』という作品そのものがヒキョーな作品だからなぁ。やったもん勝ち。

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