10/16/2003 12:00:00 PM
久々にアニメ話。
珍しく最初からちゃんと(ちゃんと?)見ていた『宇宙のステルヴィア』と『おねがい☆ツインズ』、両方ともお話がグダグダのまま最終回でした。
『宇宙のステルヴィア』を見てなかった方のために説明すると…間近に迫っている太陽系規模の災害に人類が団結して立ち向かっているんだけど、ヒロインとその恋人のペア(まだ学生)に対災害作戦の要を任せているので二人の仲が上手く行かないと作戦の進行に支障をきたしてしまい人類が滅亡しかねなくて、でも恋人の方はヒロインを射止めるまでは言葉巧みに心の隙間に入り込んできたのにくっついた後は気の利かない男に成り下がり、ヒロインはヒロインで恋人との作戦遂行能力の差から生じたすれ違いで落ち込みつつも周囲の助言とかにはあまり耳を貸さずに、結局ヒロインは実力で能力の差を埋めて作戦は成功…といった話でした。話だったの。
第一話のしーぽん(ヒロイン)とお母さんの会話を見て「力が変な方向に入っちゃってるなぁ」と思っていたのですが、結局不必要なエピソードが多い割に肝心な部分の描写は最後まで足りなくて、そのまま終了。でも、他の作品にはないものをたくさん持っていた作品だったと思います。面白い作品だったかどうかは微妙ですが、意欲作だったと思いますし、好きな作品だったと言ってもいい…かな?
もう一方の『おねがい☆ツインズ』を見てなかった方のために説明すると…幼い頃に捨てられた男の子1人女の子2人の計3人が、唯一持っていた過去の手がかりである写真の風景に導かれて生家と思われる家に集合して、男の子と女の子の組み合わせで双子みたいなんだけどでもどっちの女の子が当たりでどっちの女の子がハズレかわからないのでそれがはっきりするまでは一つ屋根の下で暮らすことになり、全員が高校一年生なので思春期というか発情期なので色々あるけれども、でも肉親かも知れないので寸止めでいきましょう…というお話。お話なの。
こっちは第一話どころか前作(厳密には舞台が同じで一部登場人物も重なっているけど別作品)の『おねがいティーチャー』が最終的にかなり駄目だったので期待してはいなかったけど、もしかしたら事故で面白くなるかなー、とか思いながら見ていました。結局危なっかしい運転だったにもかかわらず事故は起こさず、つまり面白くないまま終了したのですが。「見下げ果てた日々の企て」でスズキトモユさんが書かれていた「やっぱりもうちょっとちゃんと脚本書いてほしいなあ…… 微妙に舐められてる気がしてなりません。」という感想がすべてかも。まあ、WOWOWでタダで見れるのなら今後シリーズが続いても見ると思います。設定とか絵とか世界観は嫌いじゃないんだよ。脚本は適度に腹立つけど。
見てなかったけど、『ガンダムSEED』はそれはそれは素晴らしく駄目な最終回だったそうで。見てなかったから解説できんけど、見ていた方のお話では「あの駄目っぷりを見るためだけに、一年間我慢する価値はあるかも」だそうです。ど、どれだけ駄目だったんだろう。
駄目じゃないアニメの話は明日。