06/01/2001 12:00:00 PM
さて、先日はメイドアニメなどという、大滝よしえもん先生の同人誌だったら即刻爆殺されてしまうようなものを話題にしましたが、今回はそれとは方向性が全く逆な、男らしい作品のお話を。
その作品は、「野望の王国」。以前から読みたい読みたいと言っていた作品で、先日ネットオークションにて全巻入手しました。野望の王国がどういう作品かはこことここを見て下さい。ね、凄いでしょう? 濃いでしょう? でも、作風のインパクトの強さだけでなく、漫画としてとても面白かったのですよ。全28巻ということで長い話なのですが、最後まで一気に読ませていただきました。とにかく主人公が熱い! ライバル達も熱い! 川崎市民大迷惑! とにかく爆発! 更に暴力! 単行本も普通は「Vol.1」とか書くのに「Violence1」とか書いてるし。そして、物語後半は男達の想いに涙しますよ。
今更ですが、私はヤンキー漫画とかレディース漫画とかが大嫌いなのです。電車で隣の席に座った女の子が読んでいた「花のあすか組」かなんかのキャラクター紹介のページで、中学生の女の子が葛飾区をシメている、とか書いてあるのを見てなんか変に腹を立てたことも。ガキがスケールの小さい世界でイキがってるのが凄く鬱陶しくて、もー。できることなら、あの時の女の子に野望の王国を読ませてやりたいですよ。野望の王国を読んだ後ではあらゆる不良漫画が「おままごと」に成り下がりますからなぁ。
野望の王国はおそらく現在新刊では入手不可能だと思われますが、古本屋や漫画喫茶で見かけましたら是非ご一読を。
しかし、方々に「野望の王国が読みたい!」と話しても、誰も作品を知らないので同意していただけなかったのですが、かねこ氏だけは「ああ、アレは面白いっすよ」と即答して下さいました。さすが。