人生こればっか

2008年08月14日 [コサキン]

【カンコンキンシアター22感想/明日からコミケ】

明日からコミケです。が、部屋の掃除ばっかりして準備が進まない…。何でそんな念入りに部屋の掃除をしているかについては、後日。

【勤根関】のコサキン本は
15日(金)【中波の光】西せ-02b
17日(日)【色物技研】東メ-05b
に委託予定です。新刊がありますのでどうぞよろしくお願いいたします。

【自爆メカ】は東パ-32aです。こちらもよろしくお願いいたします。既刊の『キミキス』本だけでなく久々に『Lの季節』本の在庫も持っていきますよ。






 さて、今年のカンコンキンですが。僕が見に行ったのは8月10日の日曜日、公演3日目。少し内容がこなれてきても良い頃ですね。以下、雑感を。がっつりネタバレ有りますのでそのつもりで。


















◆新宿世界音楽祭(オープニング)
去年のような出演者の大半が最初から舞台上に登場しているというスタイルではなく、従来の音楽祭スタイルに逆戻り。初っ端からがっかり。音楽祭ネタはテンポが悪いし、何より頭数のために無理矢理ねじ込んでいる出来の悪いネタはカンコンキンで「確実に辛い」ポイントなのです。それが去年は無くなったので感激していたのですが、残念。
そして去年までと違うんだなあとオープニングで実感させられたのは、観客席側から登場したのがルーではなくてウド君だったということ。ウド君は良い子なのでお客さんを目の前にしてもあまり「暴れている」という感じがしないのですが、まあ他に任せられる人はいないでしょう。

◆剛州よりお礼の言葉
カンコンキン20周年記念ネタその1。これはお客様に対して、剛州がお礼の言葉を『噛まずに』読み上げるというコーナー。自分で書いた文を、しかも暗記ではなく原稿を読みながらという甘々の条件ですが、進行担当の天野君により常に最高に緊張した状態を維持された剛州は1~2行で噛んでしまうのでした。

◆ユウジとシゲル
いつもの関根さんとラッキィによるセクハラインチキ詐欺コントですが、構成を複雑にした割に(一度客のフリをして難癖をつけてから退場し、今度は保健所の「方」から来たとして再登場する)時間が短かく、展開が早すぎていつもより更に強引でした。只でさえ滅茶苦茶なコントなのですから、完成したフォーマットは崩さない方が良いのでは。

◆ボイスステーション『絆』
女子高生姿の店員(増島さん)が客(森君)の書いた文をアニメ声で読み上げるというサービス店のコント…というか、ただ単に森君が自分が考えた言葉を新人の子に読んで貰って興奮するコーナー。
萌え産業(ああ、この言葉使いたくねー)に疎いカンコンキンシアターにしては、妙にリアルな出来。森君の欲望の勝利。

◆ウド先生
すっかりおなじみ、ウド君が女子校の先生になったら…というウド君の妄想をコント化したもの。上の「ボイスステーション『絆』」と違い長いコントとして成立しているのはやはりウド君の腕があってのこと。また、今回は麻里ちゃんがどさくさに紛れてウド君に「スケベ」「ハゲ」「山形に帰れ」と悪口を言うのも見所でした。麻里ちゃんのSっぷりに一部のお客さん大喜び。
尚、このコントは「有川校長登場(そして死亡)編」があるのですが、そこでは麻里ちゃんは「バナナマン日村」のモノマネを披露。スゲエ。

◆西田たか子の芸能界を斬る!
今年はいまいち…。

◆ミヤネ屋
関根さん演じる大槻教授が、江原啓之(坂爪くん)・韮澤潤一郎 (岩井くん)・細木数子(剛州)と対決するというネタ。しかし大槻教授は何故かマギー司郎になったりつぶやきシローになったりケントデリカットになったり鳥越俊太郎になったりしてしまうのでした。
個人的に残念だったのは、剛州が江原啓之ではなかったこと。まあ、剛州の細木数子も雰囲気あったし、ネタ的にも剛州は適任だったとは思うけど、やっぱり江原啓之もやってほしかったなぁ。
あと、実は「ミヤネ屋」を見たこと有りません。中村嘉夫さん、せっかくモノマネしてくださってたのに、元ネタの宮根誠司知りませんでした。ごめんなさい。

◆チンコニオ猪木ショー
いつもの、ラッキィの下ネタショー。えー、これに限らずこの日のお客さんはなんか駄目で、笑いが薄いだけならまだしもいちいち「やだー」とか「きたない」とか声に出して言う人がいて、ラッキィはやりにくそうでした。千秋楽じゃない昼公演は、普通の人(?)が多いのでしょうかねぇ。

◆インタビュアー
相変わらず素晴らしい出来。そしてヒドイ。

◆カラオケ教室
毎度お楽しみ、晋介さんと玉寄さんのホモコント。今回はタイムリーな三善英史ネタ。ちょっと短かったのですが、出来は完璧。ていうか、三善英史似すぎ。

◆抽選会
しゅく君が演じる田代まさしと記念写真。撮影は井川君演じるなぎら健壱。抽選は二つ隣の席があたり。惜しい。

◆休憩前
剛州が新人2人に「あの人誰?」「知らない」と言われて「…休憩!」。このコーナーは無くならないといいね、剛州。

◆関根さん進行のミニコーナー
今年でシアターアプルが閉館になることについて触れ「来年のカンコンキンは1月5日に日生劇場で開催…失礼! これは藤原紀香さんの舞台でした。いきなり主演とは…失礼! 何の実績もないのに…失礼! スタイルが良いだけ…失礼!」
「去年一番ウケたのは、欽ちゃんのマラソンに関するコメントでした。考えたネタよりウケるとは…」と、苦笑。その上でマラソン応援当日、一人だけ泣かなかった話と感想と後日談も披露。いいのか?

◆漁火兄弟
三善英史「雨」の替え歌で「穴」。そして去年も大好評だった林さんの当て振りも登場。これはもう毎年恒例で良いよね?

◆ミス福留功男の娘
まあ、普通。

◆サンドイッチマン
天野君と有川先生によるモノマネ。意外と劇似。

◆引力と戦う男
カンコンキン20周年記念ネタその2。まさかこのネタが復活するとは。最高。

◆少子化防止隊
おそらくラッキィがネタを書いていると思われる、毎年恒例の女優だけによるコント。西田によるビンタシーンが爆笑。何であんな独特のタイミングを生み出せるかなぁ。

◆ホストの花道2008夏
これもお楽しみ、飯尾君を天野君がイジリ倒すコント。そしてとうとうチアガール姿やシャワーシーンまで披露した平子君はどこに行こうとしているのか。

◆ラッキィ池田のスケベな話
去年に続いての登場。ラッキィの「こんなスポーツを思いつきました」というトーク内容からそのまま次のコント「パンティーゴルフ」へ。
トーク内容が最低なのと、サイコロの目がラッキィしか出ないようになっているのも去年と同じですが、今年は「靴下のスケベな折り方」を披露。お見事。客はまた余計な悲鳴を上げていましたが、無視無視。

◆オーシャンズ20JAPAN
カンコンキン20周年記念ネタその3。映画撮影という定番設定で関根さんのモノマネがオープニングと同じ千葉ちゃんだったので「あれ? いつもは変えてくるのに…」と思ってたら、撮影シーンが変わる毎に宇津井健・藤岡弘・加山雄三・斉藤清六・大滝秀治をメイクを変えて演じるという、生のコントではかつてない大サービスでした。さすが20周年。また、声だけのモノマネでは青木功・輪島功一・水森亜土・ボビーオロゴン・ジュンス・ペリー等を披露。そして、バラバラでの撮影に大滝さんが不満を言い全員が揃うことになると、関根さんが演じていたキャラクターを劇団員が代演して登場。麻里ちゃんの千葉ちゃんは相変わらずバッチリですが、ラッキィの宇津井さん、坂爪君の輪島さんやウド君の清六さんもなんか馴染んでました。一方、剛州の加山さんに無理があるのは当然として、天野くんの藤岡さんはもうどうしようもない感じ。そして西田の青木さんは萬田久子にしか見えないと言うオチ。
まあ全体的にダラダラとしたコントでしたが、関根さんが演じているキャラクターが勢揃いするという展開は『大甲子園』的で楽しかったですよ。

◆プライベート裁判
まあ、これは相変わらず。どうしてみんなあんなにネタがあるんだろう…。

とまあこんな感じで。いくつか抜けているところもありますが、雑感ですのでご勘弁を。
去年の出来が最高だったので今年はちょっと出来が荒い感じがしましたが(僕が観に行った日はお客さんも良くなかったのもあるかな)、まあ新人さんも存在感を示していましたし、若手も(あんまり若手じゃないけど)面白かったし、来年も楽しみです。って、来年どうなるの? どこで演るのよ!

コメント (1)

塩谷素彦:

オープニングに関しては昨年は全体を短くしたかったので変えたらしい。今年は短くする気がないので戻した。

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