人生こればっか

2008年08月02日 [日記ではない]

【コサキン本を入稿/バットマン最新作『ダークナイト』】

 昨晩、勤根関の夏コミ用新刊のコサキン同人誌を入稿いたしました。
 今回は勤根関が落選してしまいましたので、(金)西せ02b『中波の光』と、(日)東メ05b『色物技研』に委託させていただく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

 で、バットマン最新作『ダークナイト』を先行上映で観て参りました。最後、少し涙ぐんでしまいました。バットマン、あまりに切なすぎる。

 アメリカンコミックを代表する人物でありながら、異端者でもあるバットマン。しかしそれでも、この映画の中ではいつも通りに丸腰で悪を砕き、マントで夜のゴッサム・シティーを跳び、バットマシンで駆け抜け、ペントハウスで女性を愛する。それが我々が知っている、そして我々が愛するバットマンなのだから。
 しかし同時に、我々がよく知り、我々が思っている以上の狂気を纏った男がゴッサム・シティーに存在する。それはジョーカー。バットマンがゴッサム・シティーのために存在するとしたら、ジョーカーはバットマンのために存在する。
 バットマンはジョーカーと対峙し、ジョーカーの罠を破る。だが、罠を破るまでの少しの間にも、人々は傷付き、新たなる災いはもたらされ、バットマンの心を痛めつける。ジョーカーの罠は一つではない。執拗にゴッサム・シティーと市民を襲う。何故ならば、バットマンがゴッサム・シティーと市民を守っているからだ。
 そして最後にバットマンが失うものは、バットマンの決心は。それを目の当たりにすることは「理想のバットマン」と「バットマンの理想」を知る我々には、あまりに切ない。

 世界最大の映画ランキングサイトで『ゴッドファーザー』や『ショーシャンクの空に』を飛び越えて『ダークナイト』が一位になってしまったと聞きましたが、それも十分納得できる内容でした。『ダークナイト』、おすすめです。久々に映画館で何度も観る映画かもしれません。子供向けではありませんが…。





 おまけのお話。『ダークナイト』を見る前に『ゲットスマート』の予告編を何の予備知識もなく初めて見たのですが、すぐに『それ行けスマート』のリメイクだとわかった自分を褒めてあげたいです。TV版を一話見ただけなんですけど、大好きなんですよ『それ行けスマート』。どうせなら映画タイトルも『それ行けスマート』でやればいいのに。ああ、すっげぇ楽しみだ! …あれ? ひょっとして皆さん『それ行けスマート』をご存じない? そうですか…。

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