人生こればっか

2007年11月21日 [日記ではない]

【沢城みゆき出演/Theatre劇団子『遥かなる山でヤッホッホ』】

 実は(と言う程のことではありませんが)一年くらい前から声優の沢城みゆきさんの演技にハマってまして、沢城さんが出演する作品は積極的にチェックするようになっています。で、わかってくれそうな方には会う度に「沢城さんの演技は良いですね!」と力説して、ある方には「うん、沢城さんの役作りの方法は大滝秀治さんと同じなんですよ!」という凄い同意をしていただいたり、またある方には「でも沢城さんって大学を卒業したら普通に就職しちゃって声優辞めちゃいそうだよね」などという恐ろしいことを言われたりする日々を過ごしておりました。

 そんな中、沢城さんがTheatre劇団子の準劇団員となり、同劇団の公演『遥かなる山でヤッホッホ』に出演されるとのことで、チケット発売開始日にPCに前のめりになって前から2番目の席をゲットして観劇してまいりました。ということで、感想です。

 ンマー、滅茶苦茶面白かったですよ。冒頭は笑いの作りが甘くて(何様?)どうなることかと思ったのですが、登場人物たちのキャラが立ってくるとどんどん舞台に引き込まれていきました。特に、お目当てである沢城みゆきさんが演じる少女とその両親は、ストーリー的にも演技的にもすっかり心を奪われてしまいました。お父さん役の人がずるいんだよ。面白キャラなんだけど、切ないんだよね。

 さて、肝心の沢城さんが演じていたという「少女」ですが、すこし特殊な役でした。というのも、今回の『遥かなる山でヤッホッホ』は「10年前の山小屋で起こった出来事を振り返る」というストーリーのため、主な登場人物は劇中で10年間が経過するのです。で、他の登場人物はせいぜい大学生が10年後に30歳くらいになる程度の変化なのですが、沢城さんは小学生が10年後に大学生となって登場するという、一番大きな年齢変化が求められる役なのです。アニメーションならこういうのを演じ分けるのも苦ではないでしょうが、生身の演技ではなかなか大変ではないかと思われるのですが…。なんかもう、沢城さんが演じる小学生は、びっくりするぐらい小学生でした。声での演技はもちろん、表情も仕草もばっちりでしたよ。しかもすっごく無垢で明るい小学生で、かなり低学年っぽかったです。そして10年後の少女はしっとりと落ち着いた演技で、完璧に大学生でした。凄いぞ沢城さん。まあ沢城さんは現役大学生なんだから普通といえば普通なんですけど。

 そんなわけで、役者としての沢城みゆきさんを堪能させていただきましたが、それだけでなく舞台としてとても楽しゅうございました。Theatre劇団子は過去の公演をDVDで販売しているようですので、今回のも是非販売して欲しいですねぇ。もっとも、前回の公演の分は販売されていないんですよね。どうなんでしょ。










 予告。明日もたぶん声優ネタです。そしてその次も。

コメント (3)

塩谷素彦:

僕もアンケートに「小学生がよかった」って書きました。
15日に行ったときに前回の公演のDVD買いましたけど、売り切れ?

たの:

>DVD
劇団公式サイトのインフォには、DVDは前々回までしか紹介されていなかったので。実際に販売されていたのでしたら今回の公演も期待していいですね。

つーか、何故塩谷さんが? 欽ちゃん劇団出身の人が出演してましたっけ?

塩谷素彦:

今回の公演で吹雪の中で負傷して登山部に入ったことを後悔する神谷役をやっていた阿部英貴くんが東京ヴォードヴィルショーで山口良一さんの次に僕のことを覚えてくれた人で、Theatre劇団子へ移籍するときも公式発表前に教えてくれたし。
今回の観劇もたまたま東京ヴォードヴィルショーの同期の人が隣の席だった。

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