【安井 俊夫『犯行現場の作り方』】
一級建築士でありミステリー小説ファンである著者が、本格作品に多く登場する「愛すべき不可解な建物」について作品中の記述を手がかりに図面を引き、「犯行現場」を作り上げていく。
本書で解析されているのは
『十角館の殺人』綾辻行人
『8の殺人』我孫子武丸
『長い家の殺人』歌野昌午
『玄い女神』篠田真由美
『十字屋敷のピエロ』東野圭吾
『笑わない数学者』森博嗣
『誰彼』法月綸太郎
『本陣殺人事件』横溝正史
『三角館の恐怖』江戸川乱歩
『斜め屋敷の犯罪』島田荘司
の10作品。建築士ならではの鋭い視点とミステリー小説ファンとしての愛の両方が詰まった内容、とのこと。
書店で見つけて「面白そうだ! 買おう!」と思ったのですが、今は冬コミの原稿でそれどころではないし、それに元ネタとなっている作品を全部読んでからの方がより楽しめるだろう、ということでとりあえずその場での購入は保留。お正月くらいには読めるといいなあ。無理か…。