09/14/2003 12:00:00 PM
横山浩子さんとコスプレイベントに行ってきましたよー。
「おお、可愛い女の子はいましたか? ナンパはしましたか? 隠し撮りはしましたか?」
写真とは光を捉えるものなのだなぁ、と改めて思い知らされました。
「何を今更」
その基本的なことを実感することが今までなかなか無かったのですよ。特にポートレートをちゃんと撮ったことが無かったので尚更ね。一応前回のワンフェスの時に気になった点を注意して撮影するつもりだったけど、条件もだいぶ違ったので「難しい、難しい」と頭を捻りながらシャッターを切ってました。結局170枚くらい撮影して、満足できたのは5枚くらいかなぁ。
「少ないなぁ。何でそこまで失敗したの」
そこで話が『光』になるのよ。今回の会場は体育館みたいなホールとロビーとベランダみたいなところで撮影したんだけど、それぞれ条件が全然違ってね。ホールやロビーの一部は照明の色が強くて、そのまま撮影すると照明の色に影響を受けすぎるんですよ。それに色は強くても撮影するには十分な光とは言えないので、シャッタースピードが遅くなってしまうのです。
「だったらストロボを使えばいいのでは?」
EOS10D内蔵のストロボを使ってみたけど広角で撮影しているからか光のムラが出来ちゃってあんまり良くありませんでした。外部ストロボは持ってないし。
「え? 親父さんが銀塩のEOSを持ってなかったっけ? それ用のは?」
銀塩のEOSも内蔵ストロボ。それとは別にマニュアルの一眼レフ用のストロボがあるけど旧式で、今のカメラとはちゃんと連動しないんだよ。だって接続部の端子の数が違うんだもん。
「あのなー」
まあそんな訳でそこで撮影した写真はほとんど人に見せられないような出来のものばかりでした。一方ベランダは、狭いし背景は殺風景だし建物の影になる部分と直射日光を受けてしまう部分とが混在しているしと、撮影しにくかったです。ホールやロビーの一部に比べればずっと良かったけど、やっぱり全体的に満足度低かったよ。で、撮影条件が一番良かったのはロビーの、照明ではなく自然光が入って明るくなっているところ。ここで被写体となる人が半逆光となるようにして撮影したのが一番良かったです。ポーズやフレーミングは単純だったけど。結局、光が被写体にどう影響を及ぼしているか把握することがいかに重要かということを、今回の件でやっと理解できました。
「そうなると、やはり自然光が一番ですか」
いや、単に私の準備と知識が不十分だったからそこでしか満足出来る写真が撮れなかっただけ。ちょっと写真を知っている人なら今回の私のような失敗はしないですよ。ちゃんとストロボを用意してそれを運用するだけの知識を持ってるだけでも、条件の悪さはある程度克服できていた筈。カメラに大型のストロボを複数装着しているカメラマンが『邪魔だ』ということでイベントでは批判の対象になっているけど、あれは良い写真を撮るために突き詰めていった結果だと思うのであんまり私は批判する気にはなれないなぁ。まあ、私はなるべく自然光で撮りたいと思うけどね。
「む、やはりこだわりが」
いや、ストロボにお金かけたくないのよ。セッティングも面倒くさそうだし、邪魔だし。
「あのなぁ」
まあ今回はたった5枚程度でも今の自分にしては上出来と言える写真が撮れたので良かったです。ポートレートの良い練習になりました。ちょっと特殊なポートレートだけど。
「おお、良かったですなぁ」
あと、マリみてとブリジットのコスプレがいっぱい見れて大変幸せでございました。眼福、眼福。
「なんちゅー嗜好じゃ。最低の組み合わせだ」
というわけで前フリの写真話はこれで終わり。本題のコスプレ話は明日〜。
「これだけ書いておいて前フリかよ!」