人生こればっか

2003年02月01日 [日記ではない]

02/01/2003 12:00:00 PM

 NHKのテレビ放送50年の特番を、新日本紀行のところだけ録画&鑑賞しました。やはりあのテーマ曲はみなさん好きだったようで、わざわざ作曲の富田勲氏の指揮により生演奏。くはー、CD欲しいー。

 残念ながら新日本紀行の本編はダイジェストでの放送だったのですが、それでも番組のすばらしさは充分伝わってきました。私はローカル文化を見るのが結構好きなのでたまらないです。鹿児島に行った時も資料館で地元の風俗を紹介するビデオをずっと見てたしな。

 NHKは「NHKアーカイブス」だけでなく、毎週レギュラーで新日本紀行を再放送していただきたい。深夜に小学生向けの番組を再放送するような無駄をするくらいだったらさー。

■今週の『魔法遣いに大切なこと』
 小学生の魔法遣いが先生への恩返しの気持ちを込めて(みんなで月食を観察するために)天気をコントロールする魔法を使うのを、主人公がお手伝い…の筈が、何故か魔法で宇宙旅行に。しかも例によって依頼なしでの無許可&大規模魔法のため、魔法を管理する役所は大混乱。国際問題になりかけますが、いきなり登場した謎の偉い人(シルエットだけでナルシストとわかるデザイン)が騒ぎを握りつぶして終わり。そして主人公に悪気も反省も無し。なんじゃそりゃ。

 私がこの番組を見ていてちょっと嫌なのは、これだけ主人公が実のない善意を魔法でばらまいているのが黙認されているのにはちゃんとした理由があって、物語が進むにつれてそれが語られて「なるほど、そういうことだったのか! 納得! ユメちゃんあんたいい子だよ!」と驚かされる可能性が…まず無いと思うんだけどひょっとするともしかしてそんなことがあるかも、と思ってしまうことなのです。まあ、むしろそういう展開になったら逆に裏切られた気分になると思うけど。来週も見ます。

■今週の『ストラトス・フォー』
 命令無視をして暴走し、致命的失敗を犯した主人公は査問会にかけられることに。仲間とちゃんと仲直りできないまま基地を離れた主人公を待っていたのは、自分たちに都合のいい証言を主人公に喋らせようとする大人たちだった…というお話。こちらは相変わらずわかりやすい。

 査問会で辛い思いをする主人公を迷惑をかけたはずの仲間が助けてくれたり、主人公を政治的道具として扱おうとする大人のエゴを主人公を未来ある人間として認ている大人の意志が阻んだりと、ベタではあるが王道な展開は健在。その一方で隕石に関する謎が浮かび上がったり、サブキャラクターの物語が進んでいたりと、なかなかいい感じ。

 しかしちょっと気になったのは、前回あれだけ主人公をネチネチ挑発してきた男子訓練生が今回は普通に接していたこと。もうちょっとドラマが欲しかったですね。

 あと、主人公たち訓練生の目標とされている宇宙で活動する部隊のメンバー全員が異常に高飛車なのは、もしかして特殊な環境での任務遂行のためにマインドコントロールされてしまっているからでは、とか思ってしまいました。高飛車なのですが「嫌な奴」というより「自我が希薄」という印象を受けるんだよなぁ。考え過ぎかな。

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